さてさて、後編です。
前回までに、カスタマイズしたのは以下の3つ目までです。
- グリップの交換
- ペダルの変更
- タイヤ・チューブの交換
一時は、満足していたのですが、長距離を走ると「力のロス」が目立つようになってきたり、体力的にばてるのが早いと感じていたので、如何にロスなくペダルを漕げるかを考えた結果、SPD-SLペダルへの交換とサイクルシューズの導入を決意しました。
SPD-SLペダルとサイクルシューズの採用
「クリート」と呼ばれるプラスチックの爪が付いたサイクルシューズを履いて、ペダルを踏み込む時の力だけでなくて、ペダルが戻るときの引き上げる力も動力にして回転する力を動力に変えることができる、ロードバイクでよく使用されているSPD-SLペダルに変更することにしました。
クロスバイクの場合、自転車の特性上、街中で走ることが多く、乗り降りが多いので「SPD」と呼ばれるタイプのペダルを導入することの方が多いのですが、あえてロードバイクと同タイプに変更してみました。
※ロードバイクに負けるのが悔しかったのでと言うのが本音ですが。本来は無駄な換装です。
シマノ SPD SLペダル PD-R540-LA(ライトアクション) ブラック EPDR540LA
自転車競技や、サイクリストの方々には常識なんだそうですが、ペダルは踏み込むのではなく、「くるくると断続的にエンジンのように回して力に変える」ようにするのが良いそうです。
意識して漕いではいるものの、引き上げる力はどうにもできず、ついに導入することにしました。
交換した感想としては、自転車が足に吸い付く感じがしてとても楽に漕げること、長時間乗り続けても、以前より疲れが格段に少ないことに驚きました。
導入後、子供と一緒に「霞ケ浦一周サイクリング」に出かけ、見事一周することができました。100キロ近く走ったのは初めてでしたが、6時間程度でゴールすることができました。
いいことだらけのように思えるこの変更は、一つだけ難点があります。サイクルシューズ以外を履いて漕ぐと、漕ぎづらいということです。
また、自転車屋でサイズを見てもらったサイクルシューズをネットで購入したのですが、ワンサイズ小さく感じます。サイズを測るときは午後に行ったので、問題なかったはずなのですが、走行中に足が締め付けられる感じがしてマジックテープ部分を外すことが多くなっています。
少し余裕を持たせた方が良かった感じですので、ご購入を検討されている方は、靴のサイズをよく確認しましょう。
サドルの交換
SPD-SLペダルとサイクルシューズの採用で力のロスがなくなって、楽に漕げるようにはなったのですが、私のような俄かサイクリストには一番の大敵である「おしりの痛み」問題が急浮上しました。
サドルの高さと位置の調整で、あまり痛みを感じないレベルで漕げていたのですが、SPD-SLペダルの交換でサドルとペダルの適正位置がずれたのか、おしりが痛い!です。
元々純正のサドルは、またもや人間工学に基づいた設計がされているらしいのですが、座って漕いでいられないくらい痛いんです。
特に急所が(苦笑)
サドルの角度を変えたり、高さを替えたりしたのですが、この急所の痛みだけはどうにもならず、サドルの真ん中に穴が開いているタイプに交換しました。
これが結構優れもので、純正のサドルでは硬いプラスチックの型の上に気持ちばかりのクッションがあるだけの物だったのですが、真ん中に穴があることで、左右に力が逃げて漕ぐときの動作によって左右それぞれが沈み込むような構造になり、力が逃げて急所だけでなくおしりの痛みも解消されました。
おかげでサイクリングパンツ(おむつのようなパッドが入ったパンツ)を履かなくても痛くなくなりました。
つけたサドルは、自転車 サドル セラロイヤル リメッド 穴あきサドル SELLE ROYAL お尻痛くない やわらかいです。
純正よりもサドルのパッド自体は薄くなりましたが、痛みは大幅に軽減されました。
ラインの色は複数あるので、ご自分のバイクに合った色を選ばれると一体感が出て、更にかっこいいです。
BIANCHIが好きなわけではないのですが、ブラック/チェレステ が車体に一番近い色でしたので、チェレステカラーを購入しました。
まとめ
ここまでカスタマイズして、やっと現在は落ち着きました。
あと変更するとすれば、バーエンドバーを真ん中寄りにつけてグリップを新調するようにしたいです。
何故ならば、バーエンドバーを握ると腕のポジションが開き気味になって、風を多く受けることになるのと、ポジションを合わせようとすると、変速機をもう少し内側にずらさなきゃならないのですが、かなりずらすことになるので変速が大変になるので、付け替えた方が楽かなと。
しかし、すでに結構お金かけているので、その分貯めてロードバイクを買ったほうが良かった気がしますが、まとまったお金が貯まらないので、ついついクロスバイクにお金をかけてしまいます。
今までご紹介したカスタマイズは、素人でも比較的に簡単にできるので、敷居は低い方です。
やる気と工具とお金があれば、誰でもできるので、同じ悩みをお持ちでしたらおススメです。