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男の排尿時の「ちょい漏れ」対策

投稿日:2019年4月29日 更新日:

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歳を重ねるごとに「尿」に関する悩みが出てきます。
若い時は、全く気にならなかったものが、40歳を過ぎるあたりから、尿に関して妙に気になり始めるのです。

というのも、何気なくオシッコをして、いざ切り上げようとすると、切れが悪かったり、出し切ったはずなのに、陰茎をしまった後に何やら股間のあたりが「じわーっ」としてきて、「ゲッ!」と思った時にはすでに遅く、「ちょい漏れ」してズボンまで染みている・・・なんてことがあるからです。

若いころには考えられなかったことなのですが、なぜ、こんなことが起こるのでしょうか。

※最近は40代以降だけでなく若い方にも多く居られるとか。年齢だけの問題でも無いようです。

「ちょい漏れ」の原因

なぜこのような「ちょい漏れ」が起こるのか。
それは、男性の泌尿器の構造を見ると、その理由がよく分かります。
まず、体内で尿を溜める役割を果たしているのが膀胱(ぼうこう)です。膀胱内に尿がたくさん溜まると、脳に「オシッコがしたい」と信号が伝わり、トイレに行って排尿の準備が整うと、膀胱が収縮すると同時に尿道括約筋(にょうどうかつやくきん)が緩んでオシッコが放出されます。
しかし、加齢によって尿道括約筋など膀胱を支える筋肉の働きなどが弱ってくると、ちょっとした刺激によって軽度の尿失禁、いわゆる「尿漏れ」が起こることがあります。(蛇口の役目の筋肉が衰えてしまうという事です。)

中高年女性では「咳やクシャミをしたとき」「重いものを持ったとき」などに尿漏れが起こるし、男性でも年齢が進むとこのタイプの尿漏れは多くなりますが、「ちょい漏れ」のメカニズムはちょっと異なります。

中高年だけでなく20代でも起こるし、起こるきっかけは動作などとは関係がなく「トイレに行った直後」が圧倒的に起こりやすいのです。
尿道括約筋がきちんと機能しても、男性の尿路は女性と比べて長く、尿路にオシッコが残りやすいので、それが排尿後に漏れてきます。そのため、尿失禁とは呼ばず『排尿後の尿滴下』と呼ばれます。女性の尿漏れと比較して、量も1回小さじ1杯(5cc)程度と少ないのですが、それでも薄い色のズボンなどを着ているときは、シミがはっきりと目立ってしまいます。

どうしたら防げるの?

対策としては、まず落ち着いてしっかり「尿路内のオシッコ」を出し切るようにします。
男性には尿路に残ったオシッコを絞り出すための球海綿体筋(きゅうかいめんたいきん)があります。男性が射精するとき、精液を勢いよく放出する役割も果たしている筋肉ですが、オシッコの後には誰でも無意識に収縮させています。陰茎部の裏側の根本付近に指を当てて、肛門を閉めるように力をこめると筋肉が動くのを感じることができると思います。
加齢とともに前立腺肥大が進むと、球海綿体筋の機能が衰えて、頻繁な「ちょい漏れ」の原因になるのです。

ですから、この球海綿体筋の機能を復活(強化)させてやれば、おのずと「ちょい漏れ」を防ぐことができるのです。

復活(強化)するには、どうすればいいの?

球海綿体筋は、どうしたら「復活(強化)」できるのでしょうか。

簡単な運動として、肛門を閉める運動を、4~5回1セットとして行い、1日では全体で60回から80回やると衰えを抑えられます。
体を大きく動かす必要がなく、誰にも気づかれずにこっそりと強化できるので、大変有効かと思われます。
通勤、通学、会議中や、授業中でもできるので、毎日少しずつでもできれば、かなり改善が見込めるはずです。

余談ですが、射精のための筋肉でもあるので、あっちの方も弱ってきたなーと思っている方は、有効な運動です。

その他、注意すべき点

筋肉の増強だけでなく、他に気にすべき点がないか確認したところ、オシッコの仕方や衣服も「ちょい漏れ」と関係があるようです。
オシッコをするとき陰茎部の根本が上を向いていると、その部分に尿が溜まってしまうことがあります。とくに股上が浅いズボンなどでは、陰茎を引き上げるようにしてオシッコするので「ちょい漏れ」を起こしやすいのです。
ですから、パンツの中でもボクサーパンツの場合は「前開きがない」状態なので同様に「ちょい漏れ」の原因となりやすいのです。

若い方にも起こり得るのは、こういう事なんですね。

ではどうしたらいいの?

ベルトを緩めてしっかりとズボンを下ろし、楽な姿勢で排尿することが、こうした尿漏れの対策になります。
よく膝上くらいまでズボンを下ろして用を足している方を見かけますが、これはかなり有効な対策なのです。
チャックだけ下ろして、陰茎を持ち上げるように排尿をしている方は、注意が必要ですね。

しかし、しっかりとズボンを下げ、楽な姿勢で排尿しても、弱り切ってしまった球海綿体筋が溜まってしまった尿をうまく排尿できない場合や、急いで用を足してしまった場合などは、「ちょい漏れ」が発生してしまうことがあります。

そんな場合の対策は?

ズボンを下ろして用を足すのは、なかなか恥ずかしくてできないし、ズボンやパンツも今はいているものを使用したい場合、どうしたらよいのでしょうか。

最近では、男性の少量の尿漏れに対応する吸水ガードが市販されています。下着の内側に貼るだけで、50cc程度まで吸水すると同時に消臭するという製品もあります。薄手なので、着替えているところを人に見られても気づかれない。恥ずかしい「ちょい漏れ」で悩んでいる人は、試してみることをお薦めします。

店頭での購入は少し恥ずかしくて・・・と思われる方は、ネットでの購入も可能なようです。ズボンの前を濡らして染みを作り、恥ずかしい思いをするくらいなら、ちょっと試してみるのもいいかもしれません。
「少量用」かつ「薄型」のものも多く出回っているようなので、自分にあったものを選べます。

ただ、トランクスでは使えないようなので、トランクス派には辛いですね。ボクサーパンツやブリーフにすれば使用できるのでトランクスから履き替えて使用してみるのも良いかもしれません。

それでも、トランクスを着用したい場合は、パンツ自体が同様の機能を持ったものもあるので、検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

男性なら平均して1日に5~6回は行くオシッコ。年齢とともに、さまざまなオシッコの「悩み」が出現しますが、以下のような自覚症状がある場合は、専門医による治療が必要になる可能性もあるので、気になる方は、医療機関の受診をお勧めします。

・前立腺肥大:トイレにいってもなかなか出ない
・尿意切迫感:会議の途中で我慢できないほどの尿意を感じる
・尿失禁  :トイレまで我慢できないことが増えた

しかし、「ちょい漏れ」は訓練次第では改善できるようなので、通勤時の電車の中、デスクワーク中の椅子の上などで少しずつ肛門を閉める運動をしてみてはいかがでしょうか。
効果が出るまでは、市販のパッドやパンツを利用してみるのも一つの解決策です。

ズボンの前を濡らして恥ずかしい思いをするくらいなら使ってみるのもありだと思います。

 

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